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名古屋支店交通事故

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むち打ち(末梢神経障害)について

 

1 むち打ちとは

自動車事故の場合,追突された自動車に乗っていた人の体は,進行方向に移動しますが,頭は,元の位置に留まろうとします。
そのため,首が「く」の字型にしなり,頭は後ろに反る格好になります。
次に,反動で頭は前方に振られ,首は「く」の字とは反対方向にしなります。

正面衝突の場合は,追突事故の場合と,体,首,頭の動きが全く逆になります。

いずれの場合も,重い頭を支える首が無理な形にしなり,頸椎の関節が損傷を受けることになります。
これが,むち打ちです。

軽度のむち打ちの場合は,筋肉が損傷するにとどまります。
この場合には,事故後数時間が経過してから,首を動かせなくなったり,動かすと痛んだりします。

強度のむち打ちの場合は,損傷が筋肉だけでなくじん帯に及び,事故直後からはっきりとした痛みが現れ,次第に強まりながら後頭部や肩,腕などに広がります。
強い痛みの多くは数日で収まりますが,その後全身の倦怠感や頭痛,吐き気などの症状が1月程度続くことがあります。

じん帯が断裂してしまうような重度の場合は,首や肩の痛みとともに頭痛やめまい,吐き気,視力障害などの症状が現れ,回復までにかなりの時間がかかります。
 

2 頸椎捻挫 頸部挫傷 外傷性頸部症候群とは

むち打ちに関しては,頸椎捻挫,頸部挫傷,外傷性頸部症候群といった言葉がありますが,これらは次のような関係にあります。

頸椎捻挫とは,頸椎が生理的可動範囲を超えて受傷したものをいいます。
頸椎捻挫とまではいえないものを,頸部挫傷といいます。
頸椎捻挫と頸部挫傷を合わせて,外傷性頸部症候群と呼ぶこともあります。
 

3 むち打ち 頸椎捻挫 頸部挫傷 外傷性頸部症候群の症状

むち打ちの症状としては,大きく4つが挙げられます。
 

捻挫型

首や肩に痛みを感じる,首や肩が動かしにくくなるなどの症状です。
頸椎捻挫の70%から80%はこのような症状です。

X線などで撮影しても頸椎に異常は発見されませんが,椎間板に小さいヒビが入っている,じん帯に小さな断裂ができているという可能性が考えられます。
この場合には,まずは首の安静を保つ必要があります。
 

神経根型

首の痛みや腕の知覚異常が主な症状です。
椎間孔から出て腕のほうに伸びている神経が,上下の頸椎に挟まれるために起こるもので,首を曲げたり,咳やくしゃみをしたときに,強く痛みを感じるのが特徴です。
後頭部や顔面の痛み,ベールを被ったような顔の違和感を感じる人もいます。

この場合には,2~3週間は首の安静を保つ必要があります。

1月以上神経の圧迫症状が取れない時は頚椎の検査をし,椎間板の脱出などがあれば手術をすることもあります。
消炎鎮痛薬の内服や頚椎のけん引,マッサージなどの理学療法,ペインクリニック(痛みをとる治療)などが行われます。
 

脊髄型

脚のしびれや知覚異常など,首よりも脚に発生する症状です。
脊髄が損傷されるため歩きにくくなったり,尿や便が出にくくなったりします。

この場合には,2週間から3週間は安静にする必要があります。
 

バレリュー症候群

バレリュー症候群とは,後頭部やうなじの痛みとともに,めまい,耳鳴り,難聴,視力障害,目の痛み,声枯れ,飲み込みにくいなどの症状です。

これらの症状は,自律神経系の働きが異常になって起こるものです。
事故後適切な安静が保たれないと起こりやすいといわれています。
 

4 後遺症(むち打ち 頸椎捻挫 頸部挫傷 外傷性頸部症候群)

医師より,症状固定と診断された後には,後遺症が認められるか否かが問題となります。

そして,むち打ちの場合でも,後遺障害等級が認められる可能性があります。

頸椎捻挫の場合には,自覚症状が主な症状となり,他覚的な所見が乏しいので,後遺障害等級第14級に該当するか否かが主に争点となります。

このように,むち打ちの場合でも,後遺障害等級認定がされる可能性がありますので,症状固定前のなるべく早い時期から,弁護士に相談されることをお勧めします。

 

 
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