むちうちの検査にはどのようなものがあるの? スパーリングテスト
名古屋市熱田区で発生した交通事故
名古屋市在住のIさんは,名古屋市熱田区で発生した交通事故により,むちうちになってしまいました。
Iさんは,将来の損害賠償に備え,検査を受けようとしましたが,どのような検査を受ければ良いか分からなかったので,弁護士事務所の無料相談に行きました。
むち打ちの検査には,様々なものがあります。
むち打ちの場合には,被害者の自覚症状を記録に残し,その自覚症状に一致する他覚的所見・神経学的所見があるか否かを調べる必要があります。
この他覚的所見・神経学的所見があるか否かの検査には,様々なものがありますが,一般的な検査方法について,ご説明します。
スパーリングテスト
頚部には,脊髄から枝分かれした末梢神経が,左右に8本あります。
この末梢神経は,上肢を走行し,上肢を支配しています。
この末梢神経を,神経根といいます。
この神経根に障害があるのかを調べる神経学的テストが,スパーリングテストです。
スパーリングテストとは,頭を傾けて下方に押しつけるテストです。
これにより,神経根の出口が狭められます。
もし,神経根に障害がある場合には,その神経根の支配領域に痛みや痺れが生じます。
痛みや痺れを訴えた場合には+を,そうでない場合には-と表示されます。
上肢に痛みや痺れがあるという自覚症状がある場合には,その神経学的所見があるか否かを調べるため,スパーリングテストを受けることをお勧めします。