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名古屋支店交通事故

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醜状障害の場合には,後遺症慰謝料が増額する?

2014-12-19

名古屋市瑞穂区で発生した交通事故

名古屋市在住のSさんは,名古屋市瑞穂区で発生した交通事故によって,人目につく場所に傷痕が残ってしまいました。

Sさんは,損害賠償請求をしようとしたところ,保険会社は,傷痕に関しては,損害とは評価できない旨回答しました。

Sさんは,保険会社の説明に納得できなかったため,弁護士事務所の無料相談に行きました。

 

外貌醜状に該当します。

交通事故により,人目につく程度の傷痕が残った場合には,外貌醜状として,後遺障害の対象となります。

以前は,外貌醜状の損害額は,男女間で大きな差がありましたが,平成23年以降は,男女で評価に差をつけない取り扱いがなされています。

しかしながら,外貌醜状は,醜状それ自体が身体的機能を左右しないことから,労働能力喪失に影響しないとして,逸失利益もないと結論づけられることもありました。

また,労働能力喪失が認められたとしても,多くの場合,同等級の後遺障害と比較して,低い労働能力喪失率で損害額が算定されていました。

 

東京地裁交通専門部裁判官の見解

外貌醜状に関する実務上の取り扱いについて,参考となるものがあります。

それは,東京地裁交通専門部の裁判官の講演記事です。

その講演の内容は,

醜状のために配置転換させられたり,職業選択の幅が狭められるなどの形で,労働能力に直接的な影響を及ぼすおそれのある場合は,一定割合の労働能力の喪失を肯定して,逸失利益を認める。

・労働能力への直接的な影響はないが,対人関係や対外的な活動に消極的になるなどの形で,間接的に労働能力に影響を及ぼすおそれがある場合には,後遺障害慰謝料の加算事由として考慮し,原則として100万円~200万円の幅で増額する。

・直接的にも間接的にも労働能力に影響を与えないと考えられる場合は,慰謝料も基準通りとして増額しない。

というものでした。

同講演によれば,直接的に労働能力に影響を与えておらず,逸失利益が認められないとしても,間接的に労働能力に影響を与えるおそれを具体的に立証していくことで,後遺障害慰謝料を増額させる余地があることになります。

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